1999年
外資系企業に勤務し、ベトナムのホーチミン市で通訳の仕事のかたわら、自身の洋服をオーダーする日々を過ごす。
特に刺繍に心を奪われ、個人でも卸売を始める。
2000年
帰国後企業契約更新をせず、起業のため京阪神を中心に物件を探し、ふと降り立った阪急豊中駅の現在地で開業。
当初はベトナムで仕入れたアジアンフレンチ雑貨をメインに販売。
2001年
2回目の買い付けでオリジナルデザインのミュールとバッグのお揃いを小さな工房に依頼して販売を開始。
当初は10にも満たない数だった。
2017年
約16年に渡ってオリジナル入園入学バッグ、大人バッグ、子供服をベトナム工房で制作。
代表作はアルファベッドA~Zの頭文字を手刺繍で表現したABCバッグや黒糸のみのロング&ショートステッチで刺した影絵バッグ。
素材と子供服の買い付けでパリへも赴く。
2017年以降
バブル経済のベトナムで手作業職人の離職と共にベトナムを撤退し、日本国内での製作に移行する。
2020年
お店は20周年を迎え、現在に至る。
BABY BLUE店主 吉野 弘乃
可愛くて品のあるデザインを追求し、かつ末永く愛用してもらえることを願ってやみません。
Sa-bee
ふっくらと均等に刺されたステッチは立体感あふれる作風に。
Takako
手芸は何でもこなし、ミシンワークはベテラン。BABY BLUE店主のアドバイザー的存在。
職人X
手仕事歴40年のベテランが生み出す絶妙のアップリケワーク。
o-za
基本に忠実に丁寧な1目1目が可愛いさの証拠。
sa-bee mama
赤ずきん、恐竜、アニマルが活き活きと編み針1本で細かい作業も。
みかん
服飾専門学校卒業、縫製工場勤務の経歴。ベビー服からバッグまで。
起業を心に描いていたある日、ふと立ち寄った骨董市でイギリスアンティークのお店でバンビの模様のシャンパングラスを手に取りました。
店主のおしゃれなお姉さんの説明によると、イギリスのリキュール会社BABYCHAMのノベルティーとのこと。
お茶目なブルーリボンのバンビにBABYCHAMと描かれたグラスを買って帰りました。
その後、お姉さんから便りが来て、アンティークの仕事を本格的に始め店名はBABYCHAMにしたとのこと。
そのことがあなたも頑張れと背中を押された気になりました。
実は店名をBABYCHAMにしようと密かに目論んでいた私。
グラスの出会いから2年後、BABYCHAMからBABYを頂き、自身の一番好きな色の店名とショップカラーにして今のお店を始めました。
当初はベビー関連を取り扱う予定はなかったのですが、リキュール会社だって関連性のない「BABY」を社名にしてそこがクールで洗練された大人のユーモアになっていると思い、独断決行。
ところが当時の取引先の刺繍専門店から刺繍のベビー服やスタイを仕入れたことから火が付いて思いがけず子供服も扱う現在のスタイルになり、偶然付けた店名が嬉しい展開になったのも一期一会の出会いから生まれた自然の流れなのだろうか?
それとも最初から仕組まれた運命だったのかは神のみぞ知るかな?
残念ながらお姉さんの消息は途絶えましたが、アンティークと同じ一期一会の出会い故か、グラスは今も大切にしていて時折、あの頃を思い出します。